TOKYO GIRL

2018年8月15日、ぼくは渋谷のタワーレコードにいた。
「Future Pop」という名盤
Perfumeのアルバム「Future Pop」を買うためである。すでに音楽配信サービスはあったけれども、「好きなアーティストだからCDを持っていたい」気持ちがあった(今ではCDを買うこともなくなってしまったけど)。
「Future Pop」は全曲聴き返したくなるほどの名盤だと思う。特に好きな曲は「TOKYO GIRL」で、中田ヤスタカさんの詞もできすぎな一曲。Aメロ、Bメロの歌詞がすごすぎるので引用しておきたい。
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「太陽が射しこむ街で目を覚ます 情報を掻き分ける熱帯魚 平凡を許してくれない水槽で どんな風に気持ち良く泳げたら」
「たくさんのモノが行き交う街で 何気なく見てる風景に なにかもの足りない特別な 未来を指差して求めてる」
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当時も今も同じことを思う
広島県生まれの背景をもつPerfumeが、「TOKYO GIRL」を歌うことがまずしびれる。東京という場所が「平凡を許してくれない水槽」であることは、Perfumeの皆さんも感じているに違いない、と…。
ぼくでいうと、この頃は正規採用1年目だろうか。まさに社会で生きることの理不尽さを抱いていた頃で、「ふつう」に生きられない葛藤があった。
「たくさんのモノが行き交う街」は、物質的な豊かさの象徴。だけど恐ろしいのは、モノで溢れかえる街の景色が当たり前になると、ぼくたちにとっては「何気なく見てる風景」になってしまうことだ。
そして今でも、というか昔から語れているけど、物質的には豊かなのに、ふとしたときに孤独を感じる時代。特別な何者かになることを迫られる日々。これって、本当に「豊か」と言えるのだろうか?
みたいなことを、この曲を聴くたびに考える。
写真ってやっぱりすごい

この記事を書くにあたっては、「たしかあの日、タワレコの写真を撮っていたような…」と思い出した。
もちろん当時は、8年後に見返すなんて思ってない。ただ撮っただけ。
そんな一枚でも、時を超えて貴重な「記録」になる。ということは、やっぱり写真はすごい。上手に撮っていなくても、誰かにとっては平凡な景色でも、撮れるものなら撮っておいたほうがいい。
渋谷のタワーレコードに、「Perfume Future Pop 2018.8.15 Release」なんてラッピングされる日は二度と来ないのだから…。








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